ご当地ポスト!沖縄 南風原町
琉球絣(かすり)柄の黄色い郵便ポスト

くらし

こんにちは!こがねもりです。

今日はちょっとおしゃべりの話題になるような小ネタをご紹介します。

職場でのお昼時間や、親戚の集まり、子供の部活動やPTAなど。
ちょっとした雑談の機会にご活用いただけたら嬉しいです。

南風原町役場の入り口にある、色もめずらしい黄色のポスト

役場の南側(広場側)の入り口の横に、とても可愛らしい黄色の郵便ポストがあります。

鮮やかな黄色で非常に目をひくポストです。

足元には南風原町のマスコットキャラクターの「はえるん」のイラストが!

なるほど、はえるんは黄色の着物を身につけています。
だからポストもめずらしい黄色になったのかな?とても元気の出る黄色です。

ポスト全体に描かれている古風な模様。これらの模様は、沖縄の伝統的な織物「琉球絣(かすり)」に使われている図柄です。

気になったので、この郵便ポストについて調べてみました。

いつ作られた? 誰が制作した?

この黄色の郵便ポストは2015年(平成27年)の3月25日に設置されました。

町の広報誌によると、制作に携わったのが当時の南風原中学校・美術部の皆さん。絣のデザインや塗料などは地元企業からの提供や協力があったそうです。

除幕式には美術部員の皆さん、はえるんも参加して行われました。

9年以上経った現在でも明るい黄色で状態も良く、役場に入る時にとても目を引きます。

なぜポストのデザインに「琉球絣」の図柄が使われているの?

沖縄の伝統的な織物のひとつである「琉球絣」

インド発祥の織物で、14〜15世紀に琉球王国に伝わったとされています。

琉球王府時代から、かすりの主産地として知られていた南風原町。

沖縄戦で多くの生産設備や技術者を失いながらも、戦後生き残った人たちが、琉球絣を絶やすまいと技術を受け継いできて今があります。

現在では琉球絣のほとんどが南風原町で生産されているそうで、南風原町を代表する伝統工芸となっています。

こがねもり
こがねもり

琉球絣は、久留米絣・伊予絣・薩摩絣など日本の絣のルーツになっているそう!

また琉球絣の特徴的な模様は、琉球王国時代からあるもので、植物や動物、自然の景色や、生活用品などをモチーフに琉球王府の絵師達が織物の図案としてデザインしたもの。

鳥や、雲や、豚のエサ箱、鍋をつるすフックなど、模様の意味を知るとまた面白いです。

南風原町役場の近くにある「琉球かすり会館」では、絣織の体験ができたり、絣の使われたさまざまな商品を購入することができます。

琉球絣は南風原町の歴史と、とっても深いつながりがあるのですね。

今回は、南風原町役場南側の入口に設置されている、琉球絣柄の黄色い郵便ポストについて、ご紹介させていただきました。

役場に訪れる際には、ぜひ見てみてくださいね〜。

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